Peace on Earth
古今東西諸国漫遊
Spacetime Frolic

会期:
2022年 3月25日(金) ― 4月30日(土)※無休
時間:
11:00 - 18:00
会場:
H.P.France Marunouchi Window Gallery
丸の内ビルディング1F「H.P.France Marunouchi Bijoux」内
地下鉄「二重橋駅」JR「東京駅」丸の内出口
内容:
小作油絵15点(2022年制作)
新作パーソナルオブジェ100点&旧作

Artist Statement

コロナ禍が始まった2020年の春に描き始めたこの作品は、私が22歳の時、ニューヨークで制作した「明日の顔を探して」という作品のアンサーソングである。当時、私はパリからニューヨークに移住したばかりで、高層ビルの間から見える澄みきった青空に馴染めず、これからどんな自分で生きていけば良いのか、明日の顔を探した。

あれから何十年もたった今、世界は想像を絶する未知のウィルスに脅かされている。世界中の多くの人達の命が奪われ生活が崩され、それはまだ続いている。死なずに生き伸びて行くだけで精一杯の日々。そして、始まったロシアのウクライへの侵攻。こうしている間も尊い生命が奪われている。

花を持ち私たちは反戦の声をあげよう。ウクライナに1日でも早く平和が訪れるようにと、祈りを捧げよう。

旅をした東ヨーロッパやバルトの街々で、支配と抑圧の日々の中で、命懸けで制作をされた芸術作品を見た時の衝撃が蘇る。表現をせざるを得なかった人たちの生の叫びがそこにあった。美術や音楽や文学は、平和の中だけで豊かな人たちの中だけで生まれたり必要とされるのではなく、生きるか死ぬか、貧しさと飢えと悲しみのどん底の状況の中でこそ人々の魂に生きる力を吹き込むものだ。

不安と絶望が街を覆う今だからこそ、私は「希望」という名の精霊と花々を描いた。

18歳で国を出た私は少女の頃からあちこちを旅してきた。色々な目の色、肌の色ををした人々が集まり、家畜や食べ物の匂いでごった返す賑やかな市場には吸引力がある。迷路のようなバザールを歩き、奇妙なものを見つけ、色々なものを私は買った。アンティークの装身具や、何かのパーツ、お菓子の型、海底に年前万年も眠っていたバルトの琥珀、東ヨーロッパのクリスタルやビーズなど・・。各地で集めたもの達は、国境を超え民族を超え私の手の中で平和共存し、世界にたった一つの小さなパーソナルオブジェとして生まれ出てきた。再びまた誰もが自由に旅をできる日がきたら、私のパーソナルオブジェを付け世界各地を歩いて欲しい。

そんな願いを込めて、一つ一つ丁寧に作りました。

丸ビル1F、Window Galleryは換気の良い通路に面してます。感染予防をしお待ちします。ご高覧いただけることを祈ってます。

● メイン作品タイトル:「希望ー時空を超えあなたはやって来る」
Hopeー Beyond Spacetime
Size: 162 x 130 cm
Oil on canvas 制作年:2020年〜2022年

畑早苗 Sanae Takahata

主な展覧会:
「幸福な場所」佐賀町エキジビット・スペース 1984年東京、「Intimate Reflections 1991-1995 生まれ出た自 画像たち」佐賀町エキジビットスペース 1995年東京、フリッツ・アートセンター 前橋、京都法然院1996年,「 WEAR ME 転変無常」京都法然院 2006年京都、 OC Gallery 2008年香港、日本美術技術博物館 manggha 2012年クラコフ、 「Metamorphosis」mur nomade 2014年香港,「妄想中世]」佐賀町アーカイブ 2015年東京、 「Protect Life」、「妄想大航海時代」、「共命鳥2020」他、H.P. France Window Gallery丸の内 2015-2020年 東京、「前橋の美術」アーツ前橋 2017年前橋、「 Marginalわたしたちの声が聞こえる」東京ビエンナーレ 2020/2021 十思スクエア 2021年東京、「アートプロジェクト高崎2021」2021年 高崎、 国内外で個展多数。

共著:
社会学者の上野千鶴子さんとのコラボレーション『あ・な・た・た・ち-自我からの癒し-』(NHK出版 1995年)、 『表現する女たち-私を生きるために、私は創造する』京都精華大学総合講座「女性と芸術」編:三木草子、レ ベッカ・ジェニスン(第三書館)2009年 Website: http://www.sanaetakahata.jp

東京ビエンナーレ2020/2021 Social Dive 参加作品
「Marginal わたしたちの声が聞こえる」
畑早苗 & Creative Kids Club 人形町

会場:
十思スクエア2F 廊下と町会会議室
会期:
2021年 7月10日(土曜)― 8月7日(土曜)
時間:
11:00-18:00
休館:
日曜・祝日
関連講座:
「かけこみ場2021 Marginaland」*リモートにて4講座配信
問合せ:
creativekidsclubningyocho@gmail.com
会場住所:
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町5-1 十思スクエア
アクセス:
地下鉄 日比谷線小伝馬町駅 徒歩2分
*感染予防のため、マスクの着用、入り口での手の消毒、人数制限をしての入場をお願いいたします。
*体調の悪い方(37.5度以上の熱、咳の症状がある方)は入場をお控えください。

<十思スクエアとは>

関東大震災後の復興小学校として、中央区日本橋小伝馬町に昭和3年(1928年)に建てられた旧十思小学校です。1990年に廃校になるまで、激動の時代を超え、多くの子供達の学びの場となってきました。現在は、保育園、お年寄り相談センター、訪問看護ステーション、こども家族支援センターなどが入る、中央区の地域還元施設として再利用されています。

この地域一帯は、小伝馬町牢屋跡地(1618年頃〜明治まで)でした。吉田松陰、渡辺華山、高野長英、鼠小僧次郎吉が収容されていました。また、隣接している十思公園には、江戸の時を知らせていた「銅鐘 石町時の鐘」が設置されています。(1930年、現在の場所に移されました。)向かいには身延別院、大安楽寺があります。

<企画の目的>

「ここに来れば誰かの声に出会える」

いのちを守るアクションとして二つのプロジェクトを展開します。一つは、昭和3年(1928年)に建てられた、十思スクエア(中央区小伝馬町、旧十思小学校)の2F廊下と会議室に、1991年から現在まで、高畑早苗が世界各地で暮らす5歳から95歳の人々にインタビューし制作した肖像画21点と、新型コロナウィルスの感染拡大が始まった2020年2月から、日本と世界各地の人達にインターネットを通じて集めた声(言葉)を展示します。国籍や年齢を越え、多様なアイデンティティーを持つ友人達が生きる姿を描いた肖像画と、沢山の人々の言葉に触れることにより、幅広い年齢層の人達がこの厳しいコロナの時代を生き抜くための力になることを願います。

二つ目は、「人形町かけこみ場2021 Marginaland」をリモートで開催致します。
私たちのアィデンティティーである「道」を無縁所「Marginaland」とし、様々な地で、独自の研究や生き方を貫いている「道々の輩」をお招きし、普段は聞けない貴重なお話をお聞きします。

Marginaland 第一弾は、不安なコロナ禍を生き抜くために、体と心が元気になる4講座をお届けいたします。

・「ゆるまる体操」講師:天光真弓さん
・「Unlearn(学びほぐす)ということー幕末・『大菩薩峠』・現在」講師:野口良平さん
・「あの世はすぐ隣にあるようなもの」講師:猿渡紀代子さん
・「自分をあきらめない」講師:井上都さん

*ご予約は、東京ビエンナーレサイト2020/2021の高畑早苗&Creative Kids Club人形町のプロジェクトサイト:https://tb2020.jp/project/marginal-hear-our-voice/をご覧ください。

< 展示作品詳細 >

1991-1995年制作:194x130 cm 14点
1991-1995年制作:200 x 270 cm (200 x 90 cm x 3 panels) 2セット
2012-2021年制作:194 x 130 cm, 4点 / 162 x 130 cm :1 点 合計5点
● 油絵展示作品 合計: 21点
● 多様な人たちから集めた声(アンケートの回答)を印刷した用紙 合計: 42枚

1: 《Marginal わたしたちの声が聞こえる》プロジェクト完成イメージ
 写真&構想:高畑早苗、グラフィックデザイン制作:浜田夏実(2021年)、大熊ゆり子(2019年)
2: 《Intimate Reflections 1991-1995 生まれ出た自画像たち》
 1995年、佐賀町エキジビット・スペース (東京) Photo by 林雅之
3: 《創生 ー私の誕生》 Creation: My Birth
 1991-1993年

< SNS >

Facebook: Creative Kids Club Ningyocho
Facebook: 高畑早苗 Sanae Takahata
Instagram: sanaetakahata / creative_kids_club_ningyocho
Twitter: @sanaetakahata

< 活動レポート >

[東京ビエンナーレnote記事]
TALK: 西原 a×畑早苗×遠藤 薫 鼎談
https://note.com/tokyobiennale/n/nf7b1e0a59f5b

[アンケート]
2020年2月から、コロナ禍で生きる世界各地に住む人たちの声をネットを通して集めています。集めた声は 「わたしたちの声」として肖像画作品と一緒に展示する予定です。ぜひ皆さんもアンケートにご参加ください!

[Stand FM ラジオ インタビュー番組:わたしたちの声が聞こえる]
多様な人たちの「生きる」に迫るインタビューラジオ番組「わたしたちの声が聞こえる」も随時アップしています。
https://stand.fm/channels/5f602d15f04555115de84174

[バーチャル展覧会] 「Marginal わたしたちの声が聞こえる」

東京ビエンナーレ2020/2021 Social Dive 参加プログラム
「Marginal わたしたちの声が聞こえる」
関連講座: 「人形町かけこみ場2021Marginaland」
畑早苗 & Creative Kids Club 人形町

畑早苗 &Creative Kids Clubのアートプロジェクト「 Marginal わたしたちの声が聞こえる」 の関連講座として「人形町かけこみ場2021 Marginaland」をリモートで開催致します。

私たちのアィデンティティーである「道」を無縁所「Marginaland」とし、様々な地で独自の研究や生き方を貫いている「道々の輩」をお招きし、普段は聞けない貴重なお話をお聞きします。

企画第一回目は、この不安なコロナ禍を生き抜くために、体と心が元気になる講座を4つお届けいたします。多くの皆様のご参加を願っています。

リモート配信になりますので、後日、参加申込方法をお伝えします。
お問い合わせ Email: creativekidsclubningyocho@yahoo.ne.jp

1. 身体が楽しむ、身体がおもしろがる「ゆるまる体操」

講座内容:ビンボーゆすりや手首をくるくる回す簡単な小さな動きをすることで、身体が緩みよく眠れます。緊張と不安で疲れた身体を楽にしてくれる不思議な動きです。劇団青い鳥の女優である天光眞弓さんが、演劇の稽古の中から編み出した型にとらわれない体操で、身体育てを目指していきます。

用意するもの:体が動きやすい服装、ヨガマットまたはバスタオル、首にまくタオル1枚、5 本指靴下、飲み物(ミネラルウォーター)

講師:天光真弓さん
*ゆるまる体操は https://youtu.be/dDvy0-lUXFIで配信中です。
リアルな講座は、2021年秋以降に企画を予定してます。

講師プロフィール
天光眞弓(てんこう まゆみ)
劇団青い鳥・役者、時々戯曲も。 怪我、慢性の痛みを抱えながら芝居。そんな身体をなんとかし たくて独自のリラックス~ストレッチを編み出し日々発展の最中。演劇の稽古の中から編み出し た型にとらわれない体操、身体育てを目指してます。 劇団青い鳥のシニアワークショップ、 ASOBO塾の中「てんこうランド」で実践中。

2. 「Unlearn(学びほぐす)ということー幕末・『大菩薩峠』・現在」

講座内容:「私は学校で多くのことを学んだが、それを私はunlearnしなければならなかった」と、かつてヘレン・ケラーは語りました。このunlearn(学びほぐす)という言葉を手がかりに、小伝馬町の牢で刑死した吉田松陰をはじめとする幕末の人たち、それに幕末を舞台にした中里介山の未完の長編小説『大菩薩峠』が、今、私たちに与える示唆と励ましとは何か。野口良平さんのお話を伺いながら、考えてみたいと思います。

講師:野口良平さん
日時:7月23日(金曜)15:00-16:30
参加費:1,000円
要予約

講師プロフィール
野口良平(のぐち りょうへい)
京都大学文学部卒業。立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。京都芸術大学 非常勤講師。哲学、精神史、言語表現論。著書『「大菩薩峠」の世界像』(平凡社、2009、第18 回橋本峰雄賞)、『幕末的思考』(みすず書房、2017)。訳書 ルイ・メナンド『メタフィジカ ル・クラブ』(共訳、みすず書房、2011)、マイケル・ワート『明治維新の敗者たち』(みすず 書房、2019)ほか。

3. 「あの世はすぐ隣にあるようなもの」

講座内容:昨年、新型コロナウィルスが世界中に猛威を振るい始め、多くの人達の尊い生命が失われました。死は誰にでも訪れること、そして死は私たちのすぐ隣にあることを体で学んだ稀有な時間になりました。また、友人や家族と時間を共に過ごすことの大切さも痛感いたしました。40代で最愛の伴侶の死を経験した猿渡紀代子さんと、現在、高齢の両親を遠距離介護しながら、東京ビエンナーレ2020/2021 Social Diveプロジェクトを進めてきたアーティスト高畑早苗が、私たちのすぐ隣にある「死」について考え、語りあいます。

講師:猿渡紀代子さん
聞き手:畑早苗
日時:7月24日(土曜)15:00-16:30
参加費:1,000円
要予約

講師プロフィール
猿渡紀代子(さわたり きよこ)
美術史家。大佛次郎記念館・特任研究員。公益財団法人三溪園保勝会・ 副理事長。元横浜美術館学芸員。「長谷川潔の世界」(1991)、「幕末・明治の横浜展―新しい視覚 と表現」(2000)、「ア ジアへの眼―外国人の浮世絵師たち」(1996, 第9回倫雅美術奨励賞受 賞)、「ポール・ジャクレー 虹色の夢をつむいだフランス人浮世絵師」(2003)、「銅版画家長 谷川潔―作品のひみつ」(2006)などを企画。 著書に『長谷川潔の世界』(全3巻 有隣堂,1997-8)、2015年フランス共和国政府より芸術文化勲章シュウ゛ァリエを叙勲。

4. 「自分をあきらめない」

講座内容: 秋刀魚、衛生ボーロ、8月のすいとん、枝豆など、日々の食べ物と家族の風景を書いた『ごはんの時間』の著者、執筆家の井上都さんのトークを開催します。都さんは、井上ひさしさんと西舘好子さんの長女として、粋な東京・柳橋で生まれました。父が主催していた「こまつ座」の代表を23年間務めた後の、波乱万丈の人生の中で、自分の肝に命じた言葉が「自分を諦めない」だそうです。コロナ禍の現在は、慣れない仕事に奮闘しながら日々を必死で生きてます。忖度や迎合が飛び交うこの社会で、自分にも他人にも真っ直ぐで謙虚な都さんの声は、今を生きる人達にきっとパワーを与えてくれるはずです。

講師:井上都さん
日時:7月31日(土曜) 15:00-16:30
参加費:1,000円
要予約

講師プロフィール
井上都(いのうえ みやこ)
井上ひさし・好子(現在は西舘好子)の長女として東京・柳橋に生まれる。1987年よ り、両親の離婚により、劇団こまつ座代表を引き継ぎ、2010年こまつ座を離れるまで演劇制作に 関わる。こまつ座退職後、小料理店店員、通信販売契約社員、電話交換手などの仕事を経て、 2017年に特定非営利活動法人日本子守唄協会(現・日本ららばい協会)に事務員として勤務。 2020年、コロナ禍による事業縮小に伴い日本子守唄協会を離職。現在は公立保育園の給食室にて 調理補助の仕事に従事。著書に『宝物を探しながら』(筑摩書房、1992)『やさしい気持ち』(ベ ネッセコーポレーション、1997)『ごはんの時間』(新潮社、2016)がある。

Marginal わたしたちの声が聞こえる
「東京ビエンナーレ2020/2021」:見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―


「Marginal わたしたちの声がきこえる」プロジェクト実現イメージ画像

2020年7月12日から9月6日まで東京で開催される「東京ビエンナーレ2020/2021」Social Dive プログラムに参加いたします。
プロジェクト名:「Marginal わたしたちの声が聞こえる」:https://tb2020.jp/project/marginal-hear-our-voice/

こちらのURLをクリックするとアンケートがでてきます。お時間があるときに、お好きな質問に答えて、ぜひ皆さんも私たちのプロジェクトにご参加ください!


新型コロナウィルスは、物凄いスピードで世界各地に感染を広げ、人々は家にこもり、皆で励ましあいながらこの危機をくぐり抜けようとしてます。こんな世界が訪れることを誰が想像したでしょうか?この時間をしっかりと見据えて、子供達の未来を今こそしっかりと考えて行きたいと思っています。

「Marginal 私たちの声が聞こえる」は、いのちをつなぐプロジェクトとして、世の中にはびこる「孤立と無関心」を1ミリでも変えたいと願いながら打ち出したプロジェクトです。

このプロジェクトは、「Intimate Reflections 1991−1995生まれでた自画像たち」から現在まで、インタビューをしながら描いている友人たちの「肖像画」44点と、インタビューで使った「質問」の中から40項目を選び出しアンケートを作り、インターネットを通して日本各地、世界各地で暮らす人達に送り、回収した「回答/声」により構成してます。

見知らぬ誰かの言葉が、地球の裏側で暮らす見知らぬ誰かを励まします。今、それを、私達はリアルに実感しています。

30年近く描き続けてきた5歳から95歳の友人達の肖像画とともに、今、この時間を生きる世界各地の人々の声を、皆さんと分かち合いたいと願っています。


高畑早苗


開催期間:
プレ期間 2020年6月〜2021年7月
コア期間 2021年7月〜9月予定
開催場所:
行幸地下ギャラリー及び行幸地下通路(仮)

※新型コロナウィルスの影響により、内容に変更が生じる場合がございます。

< 東京ビエンナーレ2020 開催延期のお知らせ >

この夏、国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020 見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱― 」の開催を予定しておりましたが、 新型コロナウィルスの状況や海外からの来日作家の状況を鑑み会期を変更することになりました。 名称を「東京ビエンナーレ2020/2021」と改め、コア期間を2021年夏に延期し、2020年はプレ期間としていくつかのプロジェクトを実施いたします。

また、来年のコア期間までの間につきましては、出品作家へのインタビューや各プロジェクトの進捗、 詳細について紹介するメディア「東京ビエンナーレnote」を立ち上げ、継続して東京ビエンナーレを広く紹介していきます。 約1年後の開催となりますが、オリンピック・パラリンピックの延期、新型コロナウィルスによる感染拡大の影響を経た東京で最初に開催する大型国際展となる「東京ビエンナーレ2020/2021」に引き続きご注目ください。

東京ビエンナーレ2020/2021 総合ディレクター
中村政人 小池一子

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■延期後の新名称および会期

名称:東京ビエンナーレ2020/2021
テーマ:見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―
会期:プレ期間 2020年6月〜2021年7月/コア期間 2021年7月〜9月予定
会場:東京都心北東エリア

※新型コロナウィルスの影響により、内容に変更が生じる場合がございます

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■プレスリリースはこちら
URL: https://tb2020.jp/w/wp-content/uploads/2020/05/20200521_TokyoBiennale_postpone_JP.pdf

「かけこみ場2020マージナランド」でのワークショップは当サイトと下記サイトで告知いたします。
Facebook: Creative Kids Club Ningyocho
Facebook: 高畑早苗 Sanae Takahata
Instagram: SanaeTakahata
Twitter: @sanaetakahata

明日の顔を探して
ART MATTERS 2019 高畑早苗 個展

1984年〜1988年に前橋とシアトルで制作したマスク作品10点、バルト海の琥珀を使った新作パーソナル・オブジェ100点を展示します。

会期:
2019年 10月 11日(金)― 10月 31日(木)
場所:
H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI
https://www.hpfrance.com/stores/hpfrancebijouxmarunouchi

妄想巴里中世
青参道アートフェア

青参道アートフェアに参加します。
https://hpgrpgallery.com/aosandoartfair

青山のJAMIN PUECH 表参道店にて、巴里をテーマにしたパーソナルオブジェを100点と、シアトルで制作したテラコッタの立像を展示します。
「妄想巴里中世」 2019.09.29|JAMIN PUECH(ジャマン・ピュエッシュ)|H.P.FRANCE公式サイト

場所:
JAMIN PUECH ジャマン・ピュエッシュ
https://www.hpfrance.com/stores/jaminpuech
展示期間:
2019年 10月 3日(木)― 10月 30日(水)
レセプション:
2019年 10月 18日(金)18:00 ― 21:00

トークイベント:2019年 10月 22日(火)17:00 ― 18:00
JAMIN PUECH 表参道店にて、「高畑早苗の巴里1977年」パリ時代作品の写真を交えながらのトークをいたします。


1977年、18歳から21歳まで私は巴里で暮らしていた。
初めはモンパルナスに近いラスパイユ通り、長く暮らしたナッション、それから、ポーランド人の女友達たちと暮らしたブロンシュ。外国へ行く人がまだ珍しかった時代に、決死の覚悟で行った初めての異国であったからか、あの頃の一つ一つの事柄を今でも鮮明に記憶している。

Selected Art Fair 2018 「蒐集衆商」

後期の hpgrp GALLERY TOKYO ブース内に展示いたします。

会期:
[前期] 2018年 10月 20日(土)― 10月 22日(月)11:00―20:00
[後期] 2018年 10月 25日(木)― 10月 28日(日)11:00―20:00
会場:
スパイラルガーデン(スパイラル1F)
〒107-0062 東京都港区南青山 5-6-23
入場無料
フェアに関するお問い合わせ
TEL:
03-3498-1171(スパイラル代表)
URL:
http://www.spiral.co.jp/takeart/

妄想大航海時代
- Age of Dicovery Delusion -

会期:
2018年9月28日(金) 〜 10月31日(水)
会場:
H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング1F
営業時間:
月〜土:11:00〜21:00 / 日祝:11:00〜20:00
本展に関するお問い合わせ
TEL:
03-3797-1507 (hpgrp GALLERRY TOKYO)
Email:
art@hpgrp.com
URL:
http://hpgrpgallery.com/window

妄想大航海時代
- Age of Dicovery Delusion -

ギャラリー砂翁より

高畑早苗は10代でパリ、その後ニューヨークへと渡り、日米各地で数々の展覧会を行い、80年代から現代アートシーンを 駆け抜けてきました。油絵・立体・襖絵・マスク・ドレスシェープ作品によるインスタレーションの他に、近年では身にもつ けられる美術作品パーソナルオブジェも制作しています。
ここ数年は、長年のテーマである「いのち」や、人や場から立ち昇ってくる「気や空気」という、目にはみえないけれど確か にあるものをSpiritsとして表現しています。自由に出現する「スピリット」が主役の高畑早苗の作品は勿論、姿を変えた彼女 自身でもあり、時空を越えた必然の出現のようでもあります。

今回は、高畑早苗が初めて訪れた長崎からインスピレーションを得て生まれてきた新作油絵8点、澳門がテーマの立体2点、新 作パーソナルオブジェ100点(ミクストメディア, ブローチやペンダントとしても使えるオブジェ)によるインスタレーションを 展開いたします。400年以上も前に長崎から澳門やゴアを経てローマへと命懸けの大航海をし世界を見てきた天正少年使節 「クアトロ・ラガッツイ」へ想いを馳せ生まれてきた精霊たちをぜひご高覧をくださいますようお願い申し上げます。

会期:
2018年7月2日(月) 〜 7月14日(土) 日曜休廊
11:00〜18:00 (最終日17:00まで)
★オープニング:2018年7月2日(月) 17:00〜18:30
★ギャラリー・トーク:2018年7月7日(土) 14:00〜15:30
会場:
ギャラリー砂翁
東京都中央区日本橋本町1-3-1 渡辺ビル1F
TEL:03-3271-6693
地下鉄:三越前駅 (東京メトロ 銀座線・半蔵門線) A1・A4出口徒歩3分
URL:
http://www.saohtomos.com/

ギャラリー砂翁「希望展 vol.11 - 対話 -」

日時:
2017年3月1日(水) 〜 3月15日(水) 日曜休み
11:00〜18:00 (最終日17:00まで)
会場:
ギャラリー砂翁
東京都中央区日本橋本町1-3-1 渡辺ビル1F
TEL:03-3271-6693
URL:
http://www.saohtomos.com/saohtomos2014/current.htm

※3月11日(土)ギャラリー砂翁にてキャンドルを灯します。

前橋の美術2017
〜多様な美との対話〜

アーツ前橋で開催される「前橋の美術2017」に「Metamorphosis」と「いのちをまもれ」シリーズから油絵8点と立体作品1点を出品いたします。

日時:
2017年2月3日(金)〜2月26日(日)
11:00〜19:00 (入場は18:30まで)
会場:
アーツ前橋
前橋市千代田町5-1-16 (地図)
TEL:
027-230-1144
URL:
http://www.artsmaebashi.jp
休館日:
水曜日
主催:
前橋の美術実行委員会
共催:
アーツ前橋 上毛新聞

また、「前橋の美術2017」関連企画として阿久津画廊で開催されるグループ展に油絵小作品とパーソナルオブジェを出品いたします。


「妄想中世」展 佐賀町アーカイブ 2015年
写真:木奥恵三

阿久津画廊「前橋美術の今」

日時:
2017年2月17日(金)〜2月26日(日)※2月20日(月)のみ休廊
10:00〜18:00
住所:
前橋市南町3-44-1 (地図)
TEL:
027-223-2259
URL:
http://www.geocities.jp/akutsug/

Protect Life - Welcome to Earth

Recent oil Paintings and 200 Personal Objects
畑早苗 Sanae Takahata


「Welcome to Earth (ようこそこの地上へ)」 oil on canvas, 200cm x 90cm, 2016

今回は、 “Protect Life” シリーズから新作を発表します。テレビやインターネットから毎日のように流れる、世界に広がる不安や危機を伝えるニュース。身近な豊かさの陰で見えづらくなっている生命や自然に向けられる暴力。それらに対する メッセージとして、生まれてくるいのちへの祝福の気持ちを込めた新シリーズとなります。

さらに、人気のシリーズとなっている「妄想中世」の新作 “Pieces of Earth” も発表。ヨーロッパを中心に収集したアンティークのジュエリーやビーズを解体し、自らの作品とコラージュしたブローチ作品です。本展では会期中に約200点を展示予定。

日時:
2016年9月23日(金)〜10月31日(月)
11:00〜21:00 (月〜土) / 11:00〜20:00 (日祝)
会場:
H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI
東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディング1F
TEL: 03-3797-1507
URL:
http://hpgrpgallery.com/window
レセプション:
9月23日(金) 19:00〜21:00

展覧会タイトル: 「いのちをまもれ」
Protect Life

いのちが脅かされている。子供たちも女たちも男たちも、森も悲鳴をあげている。そこに住む生 き物も行き場を失いつつある。私たちは何処へ向かおうとしているのだろう。豊かさの裏で自然 が破壊されてきた。世界の何処かで毎日のように殺戮や残虐行為が続いている。恐怖が世界を覆 う前に、どうかいのちを抱きしめてほしい。一人一人の私たちがそうすることで、きっと世界は 変わって行く。

「いのちをまもれ」シリーズは、時代の危機感を感じながら、2015年の佐賀町アーカイブ展か ら生まれてきた。新作の油絵「ようこそこの地上へ」は、新しく生まれてくるいのちへの祝福を込 めて描いた作品だ。舞い降りてきた精霊たちは女でも男でも天使でもない。言うなれば地上から 立ち上ってくる気のようなものだ。通常、目に見えなくても感じるもの。それを私の解釈で擬人 化させた。

解釈者、媒体、なかだちをするもの。私の特質はそういうことだ。 誕生とともにいのちの宿命として進んで行く道を守り讃える地上の気、精霊たちと、新作のパー ソナルオブジェ ”Pieces of Earth”100点、旧作100点を展示する。

展示内容:

新作油絵、 「いのちをまもれ」シリーズから2点。
「 Welcome to Earth」200x90cm と 「Welcome to Earth 2」130x90cm、油絵小作2点
パーソナルオブジェ:新作タイトル「Pieces of Earth」 120点 、旧作100点(予定)

パーソナルオブジェについて
Pieces of Earth

パリで、ブルックリンで、プラハで、ハバナで、クラコフで、ニュールンベルグで、キトで、フェ ズで、オアハカで、ブルサで、ブダペストで、香港で、東京で、道を歩きながら、私は奇妙なもの 今まで見たこともないものを見つけ、集めた。訪れた土地で出くわす風景や建物や絵画や人々の 写真も撮リ貯めた。何十年もかけて、それらを大切にとっておき、国を移り住む時は持ち歩いた。 いろいろな土地の匂いや出会った人たちの声がその中にごちゃ混ぜになり詰まっていた。まるで 私の記憶の倉庫、脳みその中のようだ。その中で、世界はごちゃ混ぜになり平和共存している。

ある日、私は箱の中で眠っていた”世界のかけら”たちを貼り合わせオブジェを作ってみた。そして、 それを胸に付け、また色々な国を歩いた。ジャケットにそのオブジェを付けているだけで見知ら ぬ人々が私に声をかけ微笑んだ。なんだか嬉しい。

実は遊びで作り初めたパーソナルオブジェ。だが、いつのまにか人気を呼び、もはや遊んではいら れないくらいたくさん創っている。これらは私の芸術とは違い、いのち賭けで生み出しているわ けではないけれど、身につけた人たちを幸せな気分にしたり、強い気持ちにしたりしているらし い。パーソナルオブジェという、この独特な呼び名は、2015年に展覧会をした佐賀町アーカイブ の小池一子さんから授かった。 作品は一つとして同じものは創れない。人のいのちと同じように、私のパーソナルオブジェもそ れぞれ世界にたった一つしかない。どんなに大きなオブジェの裏にもピンをつけた。それらを身 につけて、世界中を闊歩してほしいからだ。

2016年7月 畑早苗

ART NAGOYA 2016

アート名古屋2016に、hpgrp Gallery [東京/ New York] よりパーソナルオブジェを出品します。

日時:
2016年2月20日(土) 11:00〜19:00
2016年2月21日(日) 11:00〜18:00
プレビュー:
2016年2月19日(金) 13:00〜19:30
※招待者、プレスのみ入場可能
会場:
ウェスティンナゴヤキャッスル 9F フロア
〒451-8551 名古屋市西区樋の口町3-19
TEL:052-521-2121
出展ブース:
hpgrp Gallery [東京/ New York]
http://www.artnagoya.jp

妄想中世 - po パーソナルオブジェ -


「いのちをまもれ」 Oil on Canvas, 130cm x 97cm, 2015

畑早苗は 1977 年に故郷の群馬を離れ、パリで独学の絵画研修を始めている。
18 歳でギャラリーデビュー、サロン入選を果たすが、より自由な境地を求めてニューヨークに居住。 有数のギャラリーとの契約を果たして帰国の折に佐賀町エキジビット・スペースで個展を開いた作家である。 1980 年代の日本の、現代美術開花期のことであった。
「妄想中世」と名付けた今回の小品展は、身につけるオブジェを中心として構成されている。畑が中世の匂いを嗅ぎつけた街々はパリ近郊に始まりヨーロッパとりわけ旧東欧圏にわたり、彼女の模索と放浪の節々が小さな素材に宿って、そして今回のオブジェに現れているようだ。
中世に惹かれるのは何故かという問いへの畑の答えの一つは先人のイマジネーションであり、現実とアルカディア(彼岸)の同居が自然にあると思うと述べている。表現力の強さをファン・エイクに、闘う力をジャンヌ・ダルクに学ぶというスケールの大きな観点が彼女の作品の通奏低音となっている。
(闘うという言葉を口にする畑は 2015 年の日本の政治状況の中で、国会周辺で出会う女たちへの眼差しに満ちている)。

アートを愛する人に、身につけてほしいとつくり続けてきた作品たちは今回の佐賀町アーカイブでの展示を機に「パーソナルオブジェ」というネーミングのもとに発売される。
現在進行中の大作絵画の傍らで、ころころと生まれ出た小さなオブジェたちはクリスマスに向かう季節に最もふさわしい装飾の魅力をたたえて用意された。一見すると、楽しく謎を誘う部品を駆使した逸品の集大成。

新作 180 点 旧作合わせて 300 点に及ぶオブジェ。およびスピリットを象徴する油絵 11 点の展示が圧倒的な空間をつくりあげている。

場所:
佐賀町アーカイブ
東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda B110
日時:
2015 年12月10日(木) - 12月23日(水・祝) / 会期中無休 / 12:00 - 19:00
URL:
http://www.sagacho.jp/ja/
主催:
佐賀町アーカイブ
協力:
株式会社キチン

オープニング : 12月10日(木) 18:00 - 20:00

トークイベント :
ポリフォニー 中世思想 - 音楽と美術の対話 -
伊藤里麻子(美術史家) X 高畑早苗

日時:
12月19日(土) 14:00 - 15:30
会場:
3331 Arts Chiyoda306
参加費:
1,000円 (クリスマスティー・小菓子付き)
定員:
20名
メール( 佐賀町アーカイブ宛 info@sagacho.jp)にて、表題を「妄想中世トーク」とし、氏名・人数・メールアドレス(返信用)を明記のうえお申し込みください。

香港展 - Metamorphosis -
特別展示 - Medieval Garden -


Venice -transformed into a black swallowtail butterfly, taking a bath with gathered evening dew
Venice(Front and Back)
182 x 59 cm Acrylic on Cotton 2013 - 2014

展覧会名:
Metamorphosis
場所:
Mur Nomade
日時:
2014 年11月29日 - 2015年2月7日 / 火曜 - 土曜 / 12:00 - 18:00
URL:
http://www.murnomade.com/EP.html
特別展示:
Medieval Garden ( curatorial project )
場所:
A.M Space
1C, Kingearn Building, 24-26 Aberdeen Street, Central, Hong Kong
日時:
2014年 12月4日 - 12月7日 / 10:00 - 20:00 (日曜 17:00)
    関連イベント:
  • オープニングパーティ:11月29日 4時〜6時
    香港アートギャラリーウィーク "Chai Wan & South Side Art Day"のイベントになります。
  • Meet-the-Artist レセプション
    12月5日金曜(18時〜20時)私はこの日に英語でトークをします。

Affordable Art Fair in シンガポール

2014年 11月20日 - 11月23日
http://affordableartfair.com/singapore
State-of-the-Arts Gallery Booth
3E-11in AAF, Paddock 2, Level 3 SG F1 PIT Building.

高畑早苗展 - Metamorphosis - Homage to Chimera Noko

立体作品(キャンバスにアクリル絵の具、Mixed media)10点、平面作品(キャンバスに油彩)20点によるインスタレーション他、身にも着けられるオブジェ数十点も展示する。

会期:
2014年 8月26日(火)〜 9月7日(土) ※日曜休み
時間:
11:00 〜 18:00 (最終日〜17:00)

オープニング・レセプション: 8月26日(火)17:00 〜 19:00

GALERIE PARIS
〒231-0021 横浜市中区日本大通り14三井物産ビル1階
TEL: 045-664-3917 / FAX: 045-664-3917
Email: galerie_paris@hotmail.com
http://www.galerieparis.net

協力:福原毅、大熊ゆり子、山家いつか、湖出亜仁加、藤田直子、海野夏樹

「A JOURNEY TO JAPAN 」Manggha 美術館コレクション展


「鳳凰」 145 cm x 45 cm Acrylic on Cotton, 2012


「転変無常-Life」 Acrylic on Canvas, 200 cm x 400 cm ( 100 cm x 100 cm x 4 panels), 2010〜2012

日時:
2014年 4月26日 - 11月9日
場所:
Muzeum Sztuki i Techniki Japonskiej Manggha クラコフ ポーランド

「夢の軌跡」上毛芸術奨励賞・芸術文化賞受賞者展

日時:
2014年 6月28日(土) - 7月8日(火)
10時 - 17時(最終日は14時まで)入場無料
場所:
高崎シティギャラリー
高崎市高松町35−1(地図
TEL:
027-328-5050
URL:
http://www.takasaki-bs.jp/gallery/
主催:
上毛新聞
後援:
群馬県・群馬教育委員会・高崎市・高崎市教育委員会・NHK前橋放送局・群馬テレビ・FMぐんま


「Intimate Reflections 1991-1995 」
Volition 1993-1994
194 x 130cm (76" x 51”) Oil on Canvas / 33.4 x 24 cm (13" x 9-1/2") Oil on Canvas


「Intimate Reflections 1991-1995 」
Hope 1993-1994
194 x 130 cm (76" x 51") Oil on Canvas / 33.4 x 24 cm (13" x 9-1/2") Oil On Canvas

http://www.sanaetakahata.jp/japanese/I.R_j/index.html

Affordable Art Fair 香港

日時:
2014年 3月21日(金)〜 3月22日(日)
住所:
Hong Kong Convention and Exhibition Centre 1 Harbour Road, 香港
ブース:
State-of-the-Arts Gallery
URL:
http://affordableartfair.com/hongkong/

「中世であそぶU −イブとリリスの物語」
高畑早苗展
Oil Paintings and Wearable Art

会期:
2013年12月3日(火) - 12月13日(金)※日曜休み
時間:
11:00〜18:00 (最終日17:00)
企画:
ギャラリー砂翁
場所:
ギャラリー砂翁
住所:
東京都中央区日本橋本町1−3−1渡辺ビル1F
電話&FAX:
03-3271-6693
URL:
http://www.jpin.co.jp/saoh/
E-mail:
saoh@jpin.co.jp

2001年から着られないドレスシェープ作品を作り「WEAR ME」 と名付け国内外で発表してきた私ですが、身に付けられるオブジェのシリーズ「Wearable Art」も密かに作ってきました。その歴史は古く、高校時代に始まり、シアトル時代では、シアトル、タコマ、ベルビューと3つの美術館のミュージアムショップで販売されていました。

中世をテーマにした今回のシリーズは、去年に続きギャラリー砂翁の企画で2回目になります。今回は、「イブとリリスの物語」というサブタイトルで、100点のオブジェ「Wearable Art」と、油絵作品5点を展示します。中世と言っても、これらの作品は、私の妄想中世で、コラージュの小さなオブジェ(mixed media)です。クラコフ、パリ、チェコやニューヨークなど旅先で見つけた奇妙な材料をコラージュして作りました。

高畑早苗

特別講座:「逸脱の女王」

講師:
伊藤里麻子(中世美術史家)
日時:
12月7日(土)14時〜16時
参加費:
1000円クリスマスティー付き
定員:
20名
会場:
ギャラリー砂翁
要予約:
ギャラリー砂翁 (Tel & Fax: 03-3271-6693, saoh@jpin.co.jp)

アートフェア札幌 2013

日時:
2013年 11月23日(土)11時〜20時 / 11月24日(日)11時〜19時
ブース:
State-of-the-Arts Gallery

http://www.artsapporo.jp/fair/
http://www.artsapporo.jp/fair/galleries/state-of-the-arts-gallery/

アート トロント 2012

2012年10月26日(金)〜29日(月)

フォーカス アジア
ブース:ギャルリーパリ、横浜

メトロ トロント コンベンション センター
北ビル ホール A&B

255 フロントストリート西
トロント M5V 2W6C カナダ
地図

開館時間:
10月26日(金)〜27日(土) 午後12時〜午後8時
10月28日(日)〜29日(月) 午後12時〜午後6時

「高畑早苗 − WEAR ME 転変無常 2012 Krakow」

2012年6月12日(火)−7月15日(日)


「鳳凰」 145 cm x 45 cm Acrylic on Cotton, 2012


「転変無常-Life」 Acrylic on Canvas, 200 cm x 400 cm ( 100 cm x 100 cm x 4 panels), 2010〜2012

会期:
2012年6月12日(火) − 7月15日(日)
場所:
Muzeum Sztuki i Techniki Japonskiej Manggha クラコフ ポーランド
Website:
www.manggha.krakow.pl

Photo by: 福原毅

中世であそぶ

高畑早苗展 - Wearable Art Exhibition・身につけられるオブジェたち -

場所:
ギャラリートモス
会期:
2012年3月21日(水) - 3月31日(土)
時間:
11:00 - 18:00 (最終日17:00) ※日曜休廊

ギャラリー砂翁 & ギャラリートモス
東京都中央区日本橋本町1-3-1 渡辺ビル1F/B1
三越前駅(半蔵門線,銀座線)A1, A4出口徒歩3分
TEL&FAX : 03-3271-6693
http://www.jpin.co.jp/saoh

希望展  Vol. 2 −希望をまとってー

ギャラリー砂翁&ギャラリートモスで行われる震災復興のチャリティーグループ展にWEARABLE ARTを出品します。

場所:
ギャラリー砂翁 & ギャラリートモス
会期:
2011年8月1日(月) - 8月10日(水)
時間:
11:00 - 18:00 (最終日17:00) ※日曜休廊
ギャラリー砂翁 & ギャラリートモス
東京都中央区日本橋本町1-3-1 渡辺ビル1F/B1
三越前駅(半蔵門線,銀座線)A1, A4出口徒歩3分
TEL&FAX : 03-3271-6693
http://www.jpin.co.jp/saoh/future.htm

Art Medley - Summer 2011

場所:
State-of-the-Arts Gallery 香港
会期:
2011年7月25日(月) - 8月7日(日)
URL:
http://www.sotagallery.com.hk/ag2.1/

「WEAR ME 転変無常」 高畑早苗展


Photo by: Takeshi Fukuhara

ドレスシェープ・シリーズ 「WEAR ME」 (mixed media、2011)未発表・新作を中心に、ドレス・シェープ作品、新作平面作品12点(acrylic on canvas 100 cm x 400 cm, 他 mixed media小作品)、100点に及ぶWearable art(身につけられるコラージュ・アート作品、アクセサリー)を展示します。

主催:
GALERIE PARIS
場所:
GALERIE PARIS
会期:
2011年2月22日(火曜) − 3月5日(土曜)
時間:
11:00 −18:00 (最終日は17:00まで)日曜休廊

オープニング・レセプション: 2月25日(金曜)17:00 − 20:00

GALERIE PARIS
〒231-0021 横浜市中区日本大通り14三井物産ビル1階
TEL: 045-664-3917 / FAX: 045-664-3917
Email: galerie_paris@hotmail.com
http://www.galerieparis.net

協力: 園部恭子(デザイン)、福原毅(写真)、大洋工芸

共著:「表現する女たち」
―私を生きるために 私は創造する―

彼女らはどこにいて、何を創造したのか
"女性アーティスト、映画監督、映像作家、作曲家として生きるとは? 私が「私」であることをあきらめず、時代や社会の制約を乗り越えて、 自己の表現を追求しつづけた女たちの記録"

本書は京都精華大学総合講座「女性と芸術」から生まれた。 おそらく日本で初めてのこの講座は、フェミニストの視点で芸術を再評価する作業と、 アーティスト自身が個人史と自らの芸術について語る講義を中心に展開された。 学生たちは「芸術」にたいする固定観念から解き放たれ、新鮮な発見に喜びを感じた。 本書はこの授業の一端を紹介するものである。

編者:
三木草子/レベッカ・ジェニスン
序:
レベッカ・ジェニスン
第1部:
自己を語る - 高畑早苗(アーティスト)、浜野佐知(映画監督)、出光真子(映像作家)
第2部:
音楽家として - オノ・ヨーコ(三木草子)、19世紀の女性クラシック音楽家たち(小林緑)
第3部:
美術史の見方 - 女性の文人画家(パトリシア・フィスター)、視線の政治学(深澤純子)

香港展

2009年 12月1日 - 12月30日
At: State-of-the-Arts Gallery Hong Kong
http://www.sotagallery.com.hk/ag2.1/

高畑早苗展 「再び生まれ出た私」の自画像シリーズVol.1
Intimate Reflections 2006 - 2008:

The Spell and The Butterflies 蝶蝶と呪文


The Spell 呪文 Yuri Veronica
−妹が発する言葉は言霊となり私の体に沁み込んでくる−
Oil on Canvas 194 x 130 cm 2006-2008

2008年11月5日(水曜) - 11月15日(土曜)

ギャラリー砂翁&ギャラリートモス
オープニングレセプション : 2008年11月7日(金曜)17:30 PM - 19:30 PM

11:00 AM 〜19:00 PM (最終日は17:00 PMまで)
東京都中央区日本橋本町1-3-1 渡辺ビル1F/B1
三越前駅(半蔵門線,銀座線)A1, A4出口徒歩3分
TEL&FAX : 03-3271-6693
http://www.jpin.co.jp/saoh
会期中無休

協力:(株)東京大洋工芸
写真&DMデザイン:春日谷寿紀


The Spell and The Butterflies 蝶蝶と呪文 #1
Oil on canvas 117 x 73 cm 2007-2008

展覧会内容

At: Gallery Saoh 1F My Sister's Room 2008
妹と私の現在の関係を描いた「The Spell 呪文 Yuri Veronica −妹が発する言葉は言霊となり私の体に沁みこんでくる−」(194 cm X 130 cm キャンバスに油絵,2006−2008年制作)と、2001 年から制作しているドレスシェープとヘッドピースから成る立体作品シリーズ「WEAR ME」2008年新作(140 cm(高さ)x44 cm(幅)、Mixed Media グラスビーズ) 2点を展示する。

At: Gallery Tomos B1 Girlhood
Intimate Reflections 2008:The Spell and The Butterflies 蝶蝶と呪文
歯が生え変わる前後の少女たちを描いた平面作品(キャンバスに油彩、117 cm x 73 cm)5点と小作品を展示する。

ワークショップのお知らせ

アートワークショップ

Intimate Reflections(親密な反射)
〜あなたはわたしのかけらをもっている。わたしはあなたのかけらをもっている〜
日程 : 2008年6月7日(土)、7月21日(月・祝)、8月23日(土)
時間 : 13時〜18時
場所 : 色彩学校 東京
詳細 : ハート&カラー

WEAR ME - 變 幻 無 裳

OC Gallery - 西九龍(West Kowloon)

2008年4月3日(木)〜4月30日(水)
G/F, Olympian City I, 11 Hoi Fai Road, West Kowloon
開館時間:月曜日〜日曜日、9:00AM〜9:00PM

Economist Gallery, The Fringe Club - 香港

http://www.hkfringe.com.hk
2008年4月3日(木)〜4月14日(月)
2 Lower Albert Road, Central, Hong Kong
開館時間:月曜日〜土曜日、12:00PM〜10:00PM

オープニングレセプション:4月3日(木)7:00PM - 8:30PM OC Galleryにて
アーティストトーク:4月7日(月)7:30PM Fringe Clubにて

主催:Sino Group "Art in Hong Kong"
キュレター:Ava Jim, Amandine Hervey

表現すること=見ること
月刊「We learn」2012年4月号 p12.13.より

掲載図版が白黒写真なのがまことに残念なのだが、高畑早苗さんの、“WEAR ME”は、等身大の白いドレスに極彩色で華麗なイメージが描かれている作品である。同じく洗練された形と彩色のヘッド・ピース(頭をすっぽり覆うヘアキャップ)とセットである。高畑早苗さんのドレスシェープ・シリーズ 「WEAR ME」の最初の作品展は、2006年に京都の法然院に展示された。

“WEAR ME”とは、どんな感じなのだろうか。作家に説明を求めるより、会場をゆっくりめぐって、出会った作品と言葉について、あれこれ思考するほうが楽しいはずだ。白いボディ・コンシャスなドレスが高畑さんのキャンバスとなり、モチーフは流れや渦巻きを構成してドレスに描かれ、そしてドレスの内側の空間を包む。本来その空間には、女性の身体が入る。

絵を描くということは、「描く」行為に注目がされがちだが、同じくらいに、あるいはそれ以上に「見る」行為なのである。「見えるもの」以上に、「見えないもの」への観察と追求が、作家の関心の中心であろう。言い換えれば、「見える」こととは、私たちから見れば、表層にあるものしか「見えない」ということだ。極彩色のドレスは、その「見える」表面性を主張する。なぜならその中は空洞なのだから。しかし私たちは逆に、描かれた形を通して、そこに入るべき女性の身体、つまりその空洞のアウトラインを想像することができる。

このドレスを着ようとしたとき、そこには空洞の見えない身体があって、私の身体の侵入を阻むかもしれない。このドレスには人をたやすく受け入れるやさしさはない。「見よう」とすると、ドレスとヘッド・ピースと一体化したマスクの空虚な目から、私が「見られている」のである。そう考えると“WEAR ME”は挑戦的な“ことば”であることに気づく。

これまで高畑早苗さんは人物をたくさん描いてきた。「生まれ出た自画像たち」のシリーズは、上野千鶴子さんとの対談『あ・な・た・た・ち―自我からの癒し』 (NHK出版,1995) にもなっている。 友人や家族や知り合った人々など多彩な人物を描きながら、それらは「自画像」と名付けられた。他者が対象になるのではなく、他者と対話し向き合う自分の姿がそこにある。キャンバスの画面という表層、そこが現実の空間と虚構の空間の境界面であり、そこで他者と自分が一致し同一化する。

高校生時代から画家として実力を発揮していた 高畑さんは、日本で美術大学に進学する道を選ばず、18歳でパリに渡り、作品を制作し発表してきた。その後アメリカに生活の拠点を移し、日本に帰国し生活するようになったのは、昭和の終わるころだった。

現在も彼女は画壇や商業ベースのアート界に与 さず、独立して作品を描き発表を続けている。情報が溢れる現在でも、なかなか出会うことが難しい高畑さんの作品との対話は、この社会で女性として生きていることを深く感じ見つめるための時間になる。読者のみなさんに、彼女の作品と触れあうチャンスが近いうちに訪れることを願っている。

公益財団法人 日本女性学習財団
http://www.jawe2011.jp


WEAR ME 2006 法然院(方丈),京都 Photo by 田中 幹人

窓 論説委員室から WEAR ME
〜朝日新聞 夕刊 総合

 長い廊下を伝って方丈の入り口に立ったとき、思わず息をのんだ。
 ほの暗い70畳の座敷に、極彩色のドレス20体が屹立して、こちらに向かっている。
 一つひとつに蓮の花、蛇、まつげに縁取られた目、水、炎などが鮮やかな色調で渾然一体となって描かれている。表面をびっしり覆っているのは、きらきらと輝く無数のビーズだ。
 「WEAR ME」。こんなタイトルをつけて、20日まで京都・鹿ヶ谷の法然院で開かれているアーティスト、高畑早苗さんの展覧会には驚かされた。
 20枚のシンプルな白いドレスが手に入ったとき、高畑さんはそれをキャンバスにしようと思い立った。アクリル絵の具で絵を描き、さらに大小のガラスビーズを張り巡らせる。
 仕上がった作品の展示の場所は、「法然院の方丈以外、考えられなかった」。
 積極的にお寺の開放をしている法然院といえども、一夜限りのコンサートや講演会ならともかく、長期に貸し出すことはない。高畑さんは作品を持参して、貫主の梶田真章さんを口説き落とした。
 方丈は、築400年の歴史ある建物だ。一時は皇女が住んだこともあるという。多くの人の喜びや涙を包み込んで今日まで生き延びてきた。
 作品は、このうえない場を得た。からっぽのドレスの胴体から、怒りや喜びが、めらめらと立ち上がってくるような気がしたのも場所のせいだろうか。

川名紀美
2006年(平成18年)7月15日 土曜日

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